三色小銭入…

平成18年3月31日


こんなカワイイ小銭入できました…!
それぞれの、色ごとに小銭がは入ります…もっと多く
区切りをつけて、4色5色にすることも可能です。
春の、贈り物に良いですね!
材質は、ピッコロ(豚のヌメ。豚タンローの白)1.0ミリ使用。

レザークラフト教室は
       第1・3月曜日  AM10:00〜PM4:00
       第2・4火曜日   AM10:00〜PM4:30
       第2・4水曜日   AM10:00〜PM4:30 
 


革衣料の手入れ

平成18年3月29日


軽い汚れは乾布で拭き取り、起毛革はブラッシングする。
部分的な汚れは衣料用クリーナーを布につけて軽く拭き取る。
但し、アニリン調やセミアニリン調仕上げ革の場合クリーナーが
革に染み込み、しみになることがあるので、目立たない箇所で
必ず試した方が よい。
      (アニリン調の革とは、高級衣料に使用される場合が多い、
       ソフトで革の自然な風合いを保った革だが、傷つき汚れやすい。
       これが、アニリン調か否かを見分けるのは、かなり難しい )

ベンゼン、シンナー、中性洗剤は革の色落ちや艶の消失を招くので
使用してはいけない。   衣料用のクリームについては …次回
  革は丸洗いしないことを前提としていましたが、近々
ご家庭で丸洗いできる洗剤 が発売されますので、ご紹介します。
                               参考:「皮革ハンドブック」



革工展、開催されます

平成18年3月27日


6月8日(木)〜10日(土) AM10:00〜PM5:00
                (最終日はPM4:00まで)
会場/東京銀座AJC5階ギャラリー
日本レザークラフト協会、主催。
同協会は、革の愛好者団体としては、日本で三本の指に入る団体で
他に 「アザミ会」 「彩季会」 等があります。
展覧会もこれで28回目ですから、歴史がありますね。
いわゆる、一時期のレザークラフト・ブームに大いに寄与しました。
今は、だいぶ会員も高齢化されたようですが、会員は全国に
いらっしゃいます。
この作品展は、額物と立体造形となっていて、見応えがありますので
お時間が有れば、足をお運び下さい。
  お問合わせは→郡山の 齊藤美保子さんへ рO24−932−7829


抜き型U

平成18年3月25日


抜き型 “シェイプパンチ” 作品見本そのU。
猫目の大中小を使って放射状に…
髪飾り部分は、半月の中小、一度抜いた部分に、他の白い革
を抜いたものを、はめこんでいます。
横顔部分が凹み、放射状部分が盛り上がっているのですが…
この作品は、カービング作家 ☆☆和子先生が
講習されたものを、生徒さんが(と言っても先生)が作った
ものです。 〜カメオのようですが、革にモデリビングしたものです〜


抜き型で表情さまざま

平成18年3月24日


抜き型  “シェイプパンチ”  と言う工具が有ります。
ハトメ抜きのように、木槌で叩いて開ける道具ですが
抜いたときの形が、丸ではなくて、ハートや三日月
滴、星…など、約16種類あります。 料理の抜き型を
ハトメ抜きにした物と想像していただければ良いでしょう。
左の作品は、ハートや半月などを組み合わせて、お財布の
表革を作ったものです。 裏側にスエードや色物の革を
使うと表情も変わります。 パターンは無限です…
ちなみに、シェイプパンチは1本¥500です。


革の意匠

平成18年3月22日


牛タンローを使った、デザインです。
縦横30cmくらいの額です …使い残しの屑革を使った小品。
ちょっと、玄関や居間に架けておくのにいいですね。
自然素材なので、和風にも洋風のオシャレな雰囲気にも合います。
これは、レザークラフト教室の生徒さんが(楠井さん)作りました…

第1・3月曜日  AM10:00〜PM14:00
第2・4火曜日  AM10:00〜PM14:30
第2・4水曜日  AM10:00〜PM14:30
        講師は日本レザークラフト協会正師範:木原玲子先生



銀粘土アートクレイ新作3点

平成18年3月19日



手ぬいクラブ好調…

平成18年3月18日


本日の、お手本!
「手ぬいクラブ」
勇先生曰く 「気に入ってるんですよ」 「革がとっても扱い
安くて、思うように作業がし易いですよ… 」。
この革は、“リオショルダー”です。
  この革は、オイル仕上げで
厚みが、3ミリと1.5ミリの、二種類。  カラーが 黒、 焦茶、 茶、 赤、 緑
元厚の 3ミリは、床面が吟面と同じ色に、仕上げてあって、とても綺麗です。
値段は、他のオイル仕上げの革より、チョット高いいくらい…
元厚3ミリ、@120/デシ   1.5ミリ、@110/デシ です。
名前の通り、ショルダー(肩)部分のみを使ったものですから、堅牢です。
1m20cm×1m位、つまり100〜140デシ位の広さで
手縫いに最適、おすすめの逸品!


歴史の中の革つくり(戦国時代)W

平成18年3月14日


 今川、北条、武田、上杉、徳川ら、戦国武将は
「かわた」「長史」 集団に皮役等を命じ、代償として
皮革等の専売権をみとめています。 とりわけ、皮革については
強い関心を示し彼らを自分の支配下に組み込もうとしました。
 (1526年駿府、今川氏親は 「かハた彦八」 に一丁半の屋敷地)を与え皮革を集め上納する
役を命じました。)(小田原の北条氏もまた1538年に、長岡の「九朗ゑもん」を通じ伊豆全体の
「かわた」に皮役を務めるよう指令し、他者に使えることと他国への移動を禁じています。 )

  また、武蔵国以北では、革つくり 「長史」 には皮革とともに
砥石の役が命ぜられ、専売権もみとめられています。  戦国大名
多数の文書は革つくりを重視したことを示していますし、扱い方も他の
職人と基本的には同じで、特に差別した点は見られません。

                            「皮革産業を支える人々」P50より


春ですね〜

平成18年3月11日


いつのまにやら、春がきていますねー!
もう、菜の花が満開 (*^_^*)
アートクレイ・シルバーの塚脇先生が、体験用の、春バージョンを
作ってきてくださいました。 これからの季節は、胸元が開くから
ペンダント3作品です。
今月の体験レッスンは 14日(火) 18:00〜20:30
                25日(土)  10:30〜13:00 の
予定です。約2時間半で春のペンダント、作って見ませんか!
                ご予約は、お早めに。


歴史の中の革つくり(中世)V

平成18年3月09日


中世の人々は様々の自然現象を恐れましたが、 とりわけ人や動物の
死に関しては 「ケガレ」 として極端にこれを忌避しました。 
この 「ケガレ」 を浄める分野を検非違使の指揮の下に担ったのが
「キヨメ」 「河原者」 でした。 支配者達からは “賤しい” “けがれた”
とされた人々は、実は専門的な技術や神事芸能の担い手でもありました。
例えば、この時代の、京都の有名な庭園は「河原者」がつくったものです
彼らは、皮革の技術者であるとともに「造園技術者」でもあったのです。
井戸を掘る、橋を架ける、用水や溜め池を掘る、などの技術に
深く関わっていました。

                               [皮革産業を支える人々」P49,50より


歴史の中の革つくり(古代〜中世)U

平成18年3月07日


 皮革は古代から、武具あるいは献上品として用いられ、「延喜式」
などにその記録がみうけられます。
 西暦七八〇年には「以後、諸国で造る年科の甲冑には、鉄ではなく
革を用いよ… 」との勅令がだされたほどです(続日本書紀)。 
これは、高麗よりの渡来人が「高麗熟皮」を伝えるなど、六〜七世紀に
技術が進んだからでした。
  この時代、皮革生産の技術者達は律令制の下、中央工房に統括
されていました。
平安時代の後期になると皮革産業は次第に手工業として広がり
これを担ったのが「河原者」とか「キヨメ」と呼ばれた人々です。
                          「皮革産業を支える人々」P48より

       写真は岩波書店刊 「河原にできた中世の町」
牛の皮を剥ぎ牛黄
       を取っている様子。


これまでの「革のETC」
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