■三色小銭入…
こんなカワイイ小銭入できました…! それぞれの、色ごとに小銭がは入ります…もっと多く 区切りをつけて、4色5色にすることも可能です。 春の、贈り物に良いですね! 材質は、ピッコロ(豚のヌメ。豚タンローの白)1.0ミリ使用。 レザークラフト教室は 第1・3月曜日 AM10:00〜PM4:00 第2・4火曜日 AM10:00〜PM4:30 第2・4水曜日 AM10:00〜PM4:30
■革衣料の手入れ
軽い汚れは乾布で拭き取り、起毛革はブラッシングする。 部分的な汚れは衣料用クリーナーを布につけて軽く拭き取る。 但し、アニリン調やセミアニリン調仕上げ革の場合クリーナーが 革に染み込み、しみになることがあるので、目立たない箇所で 必ず試した方が よい。 (アニリン調の革とは、高級衣料に使用される場合が多い、 ソフトで革の自然な風合いを保った革だが、傷つき汚れやすい。 これが、アニリン調か否かを見分けるのは、かなり難しい ) ベンゼン、シンナー、中性洗剤は革の色落ちや艶の消失を招くので 使用してはいけない。 衣料用のクリームについては …次回 革は丸洗いしないことを前提としていましたが、近々 ご家庭で丸洗いできる洗剤 が発売されますので、ご紹介します。 参考:「皮革ハンドブック」
■革工展、開催されます
6月8日(木)〜10日(土) AM10:00〜PM5:00 (最終日はPM4:00まで) 会場/東京銀座AJC5階ギャラリー 日本レザークラフト協会、主催。 同協会は、革の愛好者団体としては、日本で三本の指に入る団体で 他に 「アザミ会」 「彩季会」 等があります。 展覧会もこれで28回目ですから、歴史がありますね。 いわゆる、一時期のレザークラフト・ブームに大いに寄与しました。 今は、だいぶ会員も高齢化されたようですが、会員は全国に いらっしゃいます。 この作品展は、額物と立体造形となっていて、見応えがありますので お時間が有れば、足をお運び下さい。 お問合わせは→郡山の 齊藤美保子さんへ рO24−932−7829
■抜き型U
抜き型 “シェイプパンチ” 作品見本そのU。 猫目の大中小を使って放射状に… 髪飾り部分は、半月の中小、一度抜いた部分に、他の白い革 を抜いたものを、はめこんでいます。 横顔部分が凹み、放射状部分が盛り上がっているのですが… この作品は、カービング作家 ☆☆和子先生が 講習されたものを、生徒さんが(と言っても先生)が作った ものです。 〜カメオのようですが、革にモデリビングしたものです〜
■抜き型で表情さまざま
抜き型 “シェイプパンチ” と言う工具が有ります。 ハトメ抜きのように、木槌で叩いて開ける道具ですが 抜いたときの形が、丸ではなくて、ハートや三日月 滴、星…など、約16種類あります。 料理の抜き型を ハトメ抜きにした物と想像していただければ良いでしょう。 左の作品は、ハートや半月などを組み合わせて、お財布の 表革を作ったものです。 裏側にスエードや色物の革を 使うと表情も変わります。 パターンは無限です… ちなみに、シェイプパンチは1本¥500です。
■革の意匠
牛タンローを使った、デザインです。 縦横30cmくらいの額です …使い残しの屑革を使った小品。 ちょっと、玄関や居間に架けておくのにいいですね。 自然素材なので、和風にも洋風のオシャレな雰囲気にも合います。 これは、レザークラフト教室の生徒さんが(楠井さん)作りました…
第1・3月曜日 AM10:00〜PM14:00 第2・4火曜日 AM10:00〜PM14:30 第2・4水曜日 AM10:00〜PM14:30 講師は日本レザークラフト協会正師範:木原玲子先生
■銀粘土アートクレイ新作3点
■手ぬいクラブ好調…
本日の、お手本! 「手ぬいクラブ」 勇先生曰く 「気に入ってるんですよ」 「革がとっても扱い 安くて、思うように作業がし易いですよ… 」。 この革は、“リオショルダー”です。 この革は、オイル仕上げで 厚みが、3ミリと1.5ミリの、二種類。 カラーが 黒、 焦茶、 茶、 赤、 緑 元厚の 3ミリは、床面が吟面と同じ色に、仕上げてあって、とても綺麗です。 値段は、他のオイル仕上げの革より、チョット高いいくらい… 元厚3ミリ、@120/デシ 1.5ミリ、@110/デシ です。 名前の通り、ショルダー(肩)部分のみを使ったものですから、堅牢です。 1m20cm×1m位、つまり100〜140デシ位の広さで 手縫いに最適、おすすめの逸品!
■歴史の中の革つくり(戦国時代)W
今川、北条、武田、上杉、徳川ら、戦国武将は 「かわた」「長史」 集団に皮役等を命じ、代償として 皮革等の専売権をみとめています。 とりわけ、皮革については 強い関心を示し彼らを自分の支配下に組み込もうとしました。 (1526年駿府、今川氏親は 「かハた彦八」 に一丁半の屋敷地)を与え皮革を集め上納する 役を命じました。)(小田原の北条氏もまた1538年に、長岡の「九朗ゑもん」を通じ伊豆全体の 「かわた」に皮役を務めるよう指令し、他者に使えることと他国への移動を禁じています。 ) また、武蔵国以北では、革つくり 「長史」 には皮革とともに 砥石の役が命ぜられ、専売権もみとめられています。 戦国大名 の 多数の文書は革つくりを重視したことを示していますし、扱い方も他の 職人と基本的には同じで、特に差別した点は見られません。 「皮革産業を支える人々」P50より
■春ですね〜
いつのまにやら、春がきていますねー! もう、菜の花が満開 (*^_^*) アートクレイ・シルバーの塚脇先生が、体験用の、春バージョンを 作ってきてくださいました。 これからの季節は、胸元が開くから ペンダント3作品です。 今月の体験レッスンは 14日(火) 18:00〜20:30 25日(土) 10:30〜13:00 の 予定です。約2時間半で春のペンダント、作って見ませんか! ご予約は、お早めに。
■歴史の中の革つくり(中世)V
中世の人々は様々の自然現象を恐れましたが、 とりわけ人や動物の 死に関しては 「ケガレ」 として極端にこれを忌避しました。 この 「ケガレ」 を浄める分野を検非違使の指揮の下に担ったのが 「キヨメ」 「河原者」 でした。 支配者達からは “賤しい” “けがれた” とされた人々は、実は専門的な技術や神事芸能の担い手でもありました。 例えば、この時代の、京都の有名な庭園は「河原者」がつくったものです 彼らは、皮革の技術者であるとともに「造園技術者」でもあったのです。 井戸を掘る、橋を架ける、用水や溜め池を掘る、などの技術に 深く関わっていました。 [皮革産業を支える人々」P49,50より
■歴史の中の革つくり(古代〜中世)U…
皮革は古代から、武具あるいは献上品として用いられ、「延喜式」 などにその記録がみうけられます。 西暦七八〇年には「以後、諸国で造る年科の甲冑には、鉄ではなく 革を用いよ… 」との勅令がだされたほどです(続日本書紀)。 これは、高麗よりの渡来人が「高麗熟皮」を伝えるなど、六〜七世紀に 技術が進んだからでした。 この時代、皮革生産の技術者達は律令制の下、中央工房に統括 されていました。 平安時代の後期になると皮革産業は次第に手工業として広がり これを担ったのが「河原者」とか「キヨメ」と呼ばれた人々です。 「皮革産業を支える人々」P48より 写真は岩波書店刊 「河原にできた中世の町」 牛の皮を剥ぎ牛黄 を取っている様子。
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